8月18日(日)、体験活動DO/COで「ロート製薬の研究員になって、オリジナルハンドクリームを作ろう!」が御幸森会館にて開催されました。
保護者・スタッフを含めて27人が参加しました。
今回は、ロート製薬の社内有志で、生野区での地域貢献活動を行うプロジェクト「生P(いくぴー)」と繋がることができ、実施にいたりました。
ロート製薬の生Pは、これまでも生野区内のイベントでハンドクリーム作りの体験活動を実施してきました。ロート製薬研究員の方が、一からハンドクリームについて教えてくれます。そして今回のクロスベイスとの企画は、対象の年齢が小学4年生~中学生ということもあり、一歩進んだ内容に挑戦しました。それは、実際にロート製薬も行なっている新商品開発の方法を使って、オリジナルのハンドクリームを考えてみること!どんなハンドクリームが生まれるでしょう?
まずはハンドクリームの基本、どんな仕組みで作られているのかを学びます。ハンドクリームは、水と油を混ぜたものがベースになりますが、水と油はそのままでは混ざりません。実際に色のついた油と、無色透明の水が入った瓶を振って実験。どんなに混ぜても、すぐに分離してしまいます。
そこで登場するのが界面活性剤。これを加えて良く混ぜると、水と油が混ざるようになり、乳白色のクリームができます。いざ実験!
しっとりしているタイプと、うるうるタイプのもの、どちらかを選んで試作。混ぜた時の急激な変化にみんな驚いていました。
自作のクリームを塗って、触感や香りを比べ、気づいたことをワークシートに記入します。まさに実験!
実験の後はいよいよオリジナルのハンドクリームを考えます。
商品開発の一番初めの部分であり、そして最も大切なアイデアの部分、とロート製薬研究員のまっすーさんが説明します。「プロダクトシート」に、どんなハンドクリームがあったらいいか、誰に向けた商品か、そして商品名を記入します。
参加者は、身近な人や、困りごとから新しいハンドクリームを発想していきました。火傷になりにくいハンドクリームを考えた子は、料理を作るお母さんがついさっき火傷をしてしまったから思いついたそう。スポーツをする人でも使いやすい、手汗を抑えてくれるハンドクリームも。間違って食べてしまっても大丈夫なハンドクリームは、子どもと遊ぶのが好きな中学生が考えました。
最初はなかなか思いつかない、という人も、研究員さんが少し対話をすると、最後にはすごく面白いアイデアになっていました。山登りが好きな人に向けた、山の香りがするハンドクリームです。他にもユニークで豊かな発想がたくさんあって、大人は感心しきりでした。
最後に、みんなに向けて自分のオリジナルハンドクリームをプレゼンします。まっすーさんは、まさかこんなに子どものアイデアがすごいと思っていなかった、と驚いていました!本気でみんなのアイデアの良いところを褒めていて、子ども達も嬉しそうでした。