このワークショップでは、こどもたち自身がインスタントカメラで生野のまちを撮影し、その写真(フォト)とその写真に込められた想い(ボイス)を作品にする企画です。事務局スタッフの竹尾が講師としての持ち込み企画です
参加者はインスタントカメラを受け取り、カメラの使い方、ワークショップの主旨を聞いたら、なにを撮るか想像します。
自分が生活しているまちのことを考える機会なんてなかなか無いものだから参加者はみんな悩みに悩んでいました。
「えーむずかしいー」
「思い出ないー」
講師と話しながらいろいろ考えます。
「コリアタウンいく!」
「通っていた保育園もうなくなって公園になって、その公園もなくなるんですよね」
少しずつ昔のことや普段の生活の場面を思い出しながら撮影場所を決めてみます。
そして自身でまちへ出かけます。
小学生の頃の習い事を思い出して行ってみたり、普段通る道を歩いたり。
撮影・プリントが終われば、写真に込めたメッセージやストーリーを話してもらいます。
家の前で友達に自転車の乗り方を教わったけど乗れなくて、友達が引っ越したら乗れるようになった話。学童の習い事の厳しかった話など、撮影前に「えーむずかしいー」、「思い出ないー」と言ったことが嘘のように参加者の濃い思い出が詰まった話を話してくれました。
今度はそれを言語化します。
最後はフォトフレームに写真を差し込めば完成!
参加者それぞれの思いが詰まった素敵な作品ができました。
2週連続のワークショップでしたが、こどもたちがインスタントカメラを使い自由に自己表現する貴重な機会になったと感じます。