7月21日から22日、夏休みのスタートに、クロスベイスが主催する、「夏の子どもキャンプ2018 ネイチャーツアーとカップヌードル!? 」が開催されました。
通算10回目となる体験活動DO/CO。多様な背景を持つ、学習サポート教室に来てくれている子どもや地域の御幸森小学校の小学生、生野区以外の小学校や大教大附属の小学校など、小学校4年生から中学1年生、25人の子どもが参加しました。
1日目は、大阪府池田市にあるカップヌードルミュージアム池田で、オリジナルのカップヌードルづくり!
パッケージに絵を描き、デザインができたら好きなスープと具材をトッピングします。後で聞いてみると、一番人気のスープはノーマルのカップヌードル、次に人気だったのがカレー味でした!なかには、辛旨のチリトマトを選んだオトナな人も。
夕方には、豊中市立青少年自然の家「わっぱる」に移動します。わっぱるは、「自分たちのことを自分たちで」、を大事にする場所。部屋の使い方、シーツのたたみ方、館内の清掃についてなど、過ごし方の説明を受けます。
説明が終わったあとは、いよいよみんなで野外炊事を行います!
つくるのはカツカレー!わっぱるのスタッフさんの指導のもと、グループに分かれて食材を切ったり、火をおこしたり。火おこしは大変そう!夜も本当に暑いので、熱中症に注意しながら、楽しく行いました。普段から料理の手伝いをしている子にも教えてもらって、分担して調理を進めます。はじめて出会う子どもも多かったですが、自然と協力する雰囲気が作られていきました。
自分たちで作ったカレーは、やっぱりおいしい!という声がたくさん。洗い物・ゴミなどの片付けも自分たちで。手分けしてテキパキ、厳しいチェックを合格しました。
寝る前の時間が、いろんなおしゃべりをしたり、カードゲームをしたり、自由に過ごせる時間。もしかするとここが一番楽しみだったかも!?ボランティアスタッフと仲良く話したりはしゃいでいる姿も。
次の日も朝から暑い!わっぱるの山の中を「ネイチャーツアー」と題して、自然のなかでじっくりと観察したり、感じたりするワークショップです。葉っぱの匂いと形に集中して、目を凝らして探しました。
全行程が終わったあと、みんなで2日間をふりかえりました。子どもたちが、自分自身の気持ちに正直に、キャンプのプログラムに点数をつけ、その理由を書きます。それぞれのグループから、少し感想と意見をシェアしてもらいました。参加した子どもたちがたくさんのことを考えながら過ごしたのだということが伝わってきました。積極的に自分の意見を言ってくれる姿がとても頼もしかったです。
今回のキャンプには、大阪大学や専門学校に通う若いボランティアスタッフなど大人も5人参加し、子どもたちのサポートに一生懸命関わりました。
感想を読んでいると、子どもたちがボランティアスタッフととても仲良くなり、良い関係を築いて活動していたことがよくわかります。アクティビティも大切ですが、なによりも子どもが安心できる関係のなかで、多様な人と時間を過ごすことが、楽しさや、他の人と関わろうと思えること、チャレンジする気持ちなど、子どものエンパワメントにとって本当に大切なのだとあらためて感じました。
体験活動DO/COは、子どもが様々な人との出会いと体験とを通じて、物事を複眼的に視ること、そこから自分自身の未来の可能性を柔軟に考え、ひろげるきっかけになる場づくりを続けていきます。