学習サポート教室DO-YA の懇親会が、10連休中の4月28日(日)に保護者や子どもたち、クロスベイスのスタッフなど21名が参加するなか行われた。連休中の序盤でもあり、参加できない保護者や子どもたちも少なくなかったが、懇親会は終始、和気あいあい楽しい雰囲気だった。日頃、授業は個別指導であり全体の保護者の方々とスタッフとの意見交換や、年齢・学校などが違うが子どもたちが一堂に集まり交流する機会は案外少ない。今回の懇親会は交流を通じて、参加者同士の新しい気づきと一体感につながればと企画された。
最初のあいさつの後、用意された寿司やピザなどを食べながら歓談。その後に、事務局スタッフの金和永があらためて、クロスベイスの団体紹介や昨年度の活動報告についてスライドを交えて報告した。学習支援活動にくわえて、多様な人や学びとの出会いをつくる体験活動や、寛容な地域まちづくり活動についても報告を行った。保護者の方々や子どもたちが、クロスベイスの全体活動と目指すものについて(それぞれで)理解を深め、共有する良い機会となったようだ。
続いて、子どもと保護者のテーブルを分けて、子どもたちは「遊び」の時間、保護者の方々はクロスベイスの理事などと学習サポート教室の日頃の運営などについて素直な意見交換を行った。宿題DO-YAについて「宿題を終えた後、遊びの時間が多いのでは」「遊びの中に学びを入れる工夫が大切では」などの意見も。また「試験の点数を上げることより、生きる力をどう育むかをクロスベイスには期待したい」「子どもにとって学校でも家でもない第3の居場所になれば」など、さまざまな意見が出された。
子どもたちのテーブルでは学年・学校を越えて、わいわいがやがやと一緒に遊ぶ声、話をする声が聞こえた。その横のテーブルでは大人たちが、「ああでもない、こうでもない」と子育て・学びについて結構真面目に意見交換している。クロスベイスらしい、とてもいい空気が事務所中に流れていた。この日DO-YAの講師候補としてはじめて参加した大学生の言葉が印象的だった。「僕は他の民間進学塾でも教えているが、こんなに保護者とスタッフが子どもの学習や将来に必要な力について本音で話をする機会は見たことがない。いい意味でとても驚いた。ぜひ、クロスベイスのボランティアとして関わりたい」。今後も、こうした機会をつくっていきたい。