学習サポート教室DO-YA講師のリレーコラム
第15回 山上智哉さん(大阪教育大学 4回生)
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クロスベイスの学習サポート教室DO-YAでは、現在15名の大学生や社会人の方に、講師として関わってもらっています。
最も子どもと近いところで日々勉強を一緒に見たり、根気よく話を聞いている講師の皆さんに、クロスベイスは支えられています。
講師からみたクロスベイスやDO-YAの様子を、講師自身が執筆するコラムの形でお届けします。
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「ほめて伸ばす?」
「できる女のさしすせそ」というものがあるらしい。
さ・さすが
し・しらなかった
す・すごい
せ・センスいい
そ・そうなんだ~!
なるほど。他人の話しを聞いた時に、「へ~」しか返答のなかった私にはありがたいことに5つも語彙が増えた瞬間だった。この言葉は誉め言葉であったり、肯定であったりする。
言われて嫌な思いをする人はいないだろう。さっそく使ってみることにした。すると驚いたことに「まったく心がこもっていない」というそれはもう素晴らしいご感想を賜ることができた。言葉だけではダメなのか。なんとも難しいものである。
これにはどうやらコツがあるらしく、最初の一文字目を強調するらしい。さすが!といった具合である。ここまでして初めて相手は褒められていると感じるらしい。褒めるということはこうも難しいものなのかと思った。
私の尊敬する人物に菊池省三という教師の方がいる。彼は「褒め言葉のシャワー」という実践を行った人物であり、褒めることで子どもたちをぐんと成長させるのである。これはすごい。参考にしようと思った。これが私の「褒めて伸ばす方針」の始まりである。
クロスベイスで授業をする時、一回は絶対に褒めるようにした。笑顔で。一文字目を強調して。それらを実践すること3か月間、特に効果があるようには思えなかった。
しかし、いつも30分遅刻してくるT君が5分早く来るようになったり、宿題を3週間連続でしてこなかったM君が宿題を少しだけやってきたりと関係があるのかわからないぐらいの効果はあった。
「褒めて伸ばす方針」は意味がないのか?!とも思ったが、おそらく、私の褒め方が下手なだけであろう。下手なりに一応の成果と思わしきものも出ている。今後の方針として、この「褒めて伸ばす方針」をどんどん磨いていきたいと思う。
最後に、来年受験することとなる子どもたちを最後まで見れなかったことは非常に心残りであるが、私はクロスベイスを3月をもって卒業する運びとなった。2年間お世話になったクロスベイスには感謝の気持ちでいっぱいである。この感謝の言葉をもって、私のリレーコラムを終わりにしたいと思う。
このコラムを読んで下さりありがとうございました。
山上 智哉
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