クロスベイスの学習サポート教室DO-YAでは、現在15名の大学生や社会人の方に、講師として関わってもらっています。
最も子どもと近いところで日々勉強を一緒に見たり、根気よく話を聞いている講師の皆さんに、クロスベイスは支えられています。
講師からみたクロスベイスやDO-YAの様子を、講師自身が執筆するコラムの形でお届けします。
「自信」
山下桜花
「私が教えていいのだろうか」そんな不安とともに、今年の4月から私は子供たちの「先生」になりました。私はどちらかというと勉強が好きなほうではないし、先生を目指したこともありませんでした。しかし、初日は「先生」と呼ばれることに少し戸惑いながらも、ときめきを感じました。ただの大学3回生が水曜日の90分だけ「先生」になるのです。なんだか魔法のことばみたいじゃないですか?
私は大学1回生の時から現在まで約3年間アパレルでアルバイトをしています。レジを打って、売り場に立ち、服を畳んで、試着室で接客をして、裾上げのミシンもします。この通り、人に何かを教えるということとは程遠い仕事です。もちろん、新人の方の指導等はありますが、私がよく使うのは「実際にやってみたらわかるよ」です。新人の方々すいません…。「教える」というのは自分の知識や考えを誰かに引き継ぐということだと考えています。そう考えると責任が必要だと思うのです。
さあ、そんな私が急にクロスベイスで中学生2人に、国語と数学を教えることになりました。ちなみに、私が塾に通っていたのは約3年前。勉強が好きじゃない自分にとって行きたくない場所でした。だから、クロスベイスでは子どもたちがやりたいように、そして来ることが嫌にならない環境づくりができる講師でありたいと思っています。その気持ちが届いているのか、どうなのか、2人ともほとんど休むことなく毎週来てくれます。それだけでもうれしいのですが、その日学校であったことを話してくれる日はもっと嬉しい気持ちになります。愚痴でも、楽しかった話でも、なんでも話してくれたらいいなと思って聞いています。時には「あぁ、私も中学生の頃こうだったな」なんて思い出しながら。大切な勉強に関しては、私が2人を引っ張っているというよりは、一緒に学んでいっているという感じです。2人が困っているときは私がヒントを出しながら。「こんな講師でいいのか」「2人の希望に添えているかな」そう思いながらも、これが私のやり方のようです。しかし、自分に自信を持つというのは難しいもの。そんな私に自信をくれたのが子どもたちのことばでした。「わかりやすい」「ずっと先生に教えてもらいたい」と言ってくれたのです。小さなきっかけが大きな自信になるんだと気づきました。私も、子どもたちが自信を持つきっかけになれたらいいですし、手助けがしたいです。
私が小学生の時の担任の先生は「武器を身に付けるために勉強する」と言っていました。社会に出たとき、今学んでいることや経験したことが武器になると。毎週水曜日、常に子どもたちに何かを与える存在でなくとも、一緒に武器を身に付けていく、そんな先生がいてもいいと思います。いまちょっと自信が持てたので、こう言えます。
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学習サポート教室DO-YAでは受講生を募集しています。見学も随時受け付けています。上記までお気軽にご相談ください。
○実施場所・曜日
コリアタウン教室:毎週 水・木曜日(原則週1回)
小路教室 :毎週 月曜日(原則週1回)
○時間
1コマ目 17:30〜19:00(90分)
2コマ目 19:20〜20:50(90分)
※原則週1回1コマ(授業)ですが、複数の受講も可能です。
※塾代助成カードをご利用いただくことで、原則無料で受講できます。
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